複合民族国家のシンガポールで一番多い、中華系の人々の暮らしぶりが見えるエリア。観光やお食事に最適!
こんにちは、シンガポールナビです。シンガポールで多くの地元の人々が集まる場所といえばチャイナタウンが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。なぜならシンガポールのおよそ80%の人が中華系を占めており、中華文化はすでにシンガポールの文化のあらゆるところに息づいているからです。もちろん地元の人だけでなく、観光客にとっても魅力のあるエリアのひとつですよね。シンガポールの文化を知るには、中華文化を知ろう!というわけで、今回はもっとも活気のあるエリア、チャイナタウンをご案内したいと思います!
お買い物はここ!パゴタストリート
チャイナタウンの中で一番活気のある場所といえば、ここ!パゴタストリートです。多くの観光客でにぎわうこの場所は、中華グッズはもちろんのこと、シンガポールのお土産もここでなら比較的安く手に入れることが可能です!またレストランなども多いので、夜などはビールを飲みながら中華料理を食べる観光客の姿も多く見られます。またチャイナタウンの歴史を知ることのできる、チャイナタウン・ヘリテージセンターもこのパゴタストリートにあります。夜遅くまで開業している店も多いので、連日夜遅くまで多くの人々で賑わう観光スポットとなっています。
なぜシンガポールのチャイナタウンは中国語で「牛車水」と呼ばれるのか?
チャイナタウンの歴史が学べます!
「牛車水」?なぜこのようなシンガポールのチャイナタウンがそのような呼び方をされるのか、疑問に思う方も多いかと思います。そんな疑問を解消してくれるのが、チャイナタウン・ヘリテージセンターです。シンガポールがまだ開拓の地として、多くの中国人移民者がここチャイナタウンに流れ着いた時、もちろん水道や電気などの衛生管理は全く整っていなかったそうです。その際、人々は水がくめる井戸から、水を牛車でここまで運んでいたということから、「牛車水」とつけられたそうです。
屋台ストリートはここ!スミスストリート・テンプルストリート!
少し小腹が減ったのなら、スミスストリート・テンプルストリートへ!
ここには、歩きながら食べれるスナック感覚な食べ物が道の至る所にあります。また最近アーケードもできたので、雨が降ってもぬれずに、食べれます!もちろん、がっつり食べたい人はレストランもあるので、中に入ってゆっくりご飯を食べることも可能。主に中華料理がメインにならんでいますが、ベトナム料理やタイ料理もあります。値段もかなり安く、どこが一番おいしいか食べ比べすることもできます。
なんだか甘そうな名前の中国名ですね。
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フードストリートとして観光客から有名な場所です。
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人々の憩いの場、チャイナタウンコンプレックス!
地元の人々の生活を少しのぞいてみたい方は、ぜひチャイナタウンコンプレックスへ!
1階は買い物エリア、2階はホーカーがたくさんあり、地元の人々も多く訪れます。また地下1階には、食料品売り場が設置され、朝市が開かれ早くから活気のいい声が聞こえます。1階の買い物エリアには、洋服だけでなく中華グッズも売られているので、お土産にもぴったり。2階のホーカーは、食事時になると多くの人で賑わいます。とにかく地元色が強い場所になっているので、場所によっては中国語しか通じないところもあるので、気を付けてください!
マッサージならここへ!ピーポーズパークコンプレックス!
チャイナタウンを歩きすぎて疲れた!という方は、チャイナタウンピーポーズコンプレックスへ!ショッピングセンターの3、4階にはたくさんのマッサージ屋があります。日本人観光客も多いせいか、店員さんも片言の日本語を喋って応対してくれたりします。ここにもお土産などが売っていて、買い物にもすごく便利な場所です。日本の家電製品なども売っているので、探せばほりだしものも見つかるかもしれません!メインエントランスの近くには、ホーカーもたくさんあるので、こちらでも美味しそうな中華料理があなたを満たしてくれそうです。
仏教にヒンドウー教!ひとつのストリートに2つの宗教建築物!サウスブリッジロード!
チャイナタウンの近くには実はモスクがたくさんあり、多民族国家のシンガポールならではの混在さにとても驚いてしまいます。サウスブリッジロードにはマスジット・ジャメとスリ・マリアマン寺院のふたつのモスクがあり、多くのヒンドゥー教徒が毎日お祈りをしにモスクを訪れています。またもう少し、南に歩くと、シンガポールで一番古い仏教寺の沸牙寺があります。毎朝時間になると、地元の仏教徒がここを訪れ、一斉にお経を唱える姿は見ごたえがあります。
沸牙寺の前には、マックスウェルフードセンターがあり、ここには有名な天天海南鶏飯のお店があったりと、シンガポールならではの料理も食べることができます。美味しいお店は、その日の材料が売り切れると早々に閉店になってしまう可能性もあるので、早めに行くのがおすすめです。
お洒落なカフェやバーがたくさん!アンシアンロード・クラブストリート!
サウスブリッジロードから一本東の路地にはいると、チャイナタウンの雰囲気とは全然違うレストランやバーが立ち並ぶアンシアンロード・クラブストリートになります。「中華料理はちょっと飽きたなー」「おしゃれなバーに行きたいけど、クラーク・キーまで行くのは少し遠いなあ」とお悩みの皆さんには、ぜひここを訪れてください。カフェテリアや綺麗な色の外観のお店などがあり、見ているだけで楽しくなってしまいます。中国から突然欧米諸国へ瞬間移動したような錯覚におちいってしまいます。
いかがでしたでしょうか?「チャイナタウン」と一口にいっても、モスクもあったり、ひとつ違う路地に行けば、全然違う雰囲気になったりと、多民族国家シンガポールならではの独特なチャイナタウンだったのではないでしょうか?中秋節や旧正月にはまた普段とは違う一段と華やかになるチャイナタウンを見ることができます。一年中暑い気候のシンガポールにとって、季節の変わり目を感じることのできる場所のひとつかもしれませんね。以上シンガポールナビでした。