都市国家シンガポールが誇る世界最大の観覧車「シンガポール・フライヤー」に乗ってみよう!
こんにちは、シンガポールナビです。ここシンガポールには世界最大の観覧車があるのをご存知でしょうか。その名も「シンガポール・フライヤー」。高さ165メートル、28人乗りのゴンドラが28台。360度の全方位型で、市中心部はもちろんの空港からセントーサ島まで、晴れた日にはその先まで見渡すことができます。建築家の故・黒川紀章氏とシンガポールの建築家により設計されたこちらの観覧車。シンガポールの絶景を楽しむなら30分かけて一周するこの巨大で美しいアトラクションにさっそく乗り込んでみましょう!
シンガポールフライヤーは2005年に着工し、2008年から稼動。ガラス張りのゴンドラの中から、360度壮大な景色が一望できます。マリーナ湾を一望できるだけでなく、シンガポール・リバー、ラッフルズ・プレイス、マーライオン公園や東南アジア随一の金融ビル街シェントンウェイなどの景色が広がり、天気が良い日にはマレーシアやインドネシアの島々まで見渡せます。さて、今回ナビはもはや100万ドルといっても過言ではない!?シンガポールの夜景を見ようと夜の時間に乗車してみることにしました。
電光表示できらびやかに迎えてくれる看板が入り口の目印です
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奥に進んでいくと、チケット売り場があります
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観覧車の乗り場に到達するまでは、シンガポール・フライヤーに関する展示コーナーが充実しています。館内ではシンガポールの歴史や街並みなどが、ちょっとしたゲーム感覚で見れるようになっていて、まるで社会科見学に来た気分! しかも近未来的な雰囲気でワクワクできる空間です。ナビは、展示内容がこんなに充実しているとは予想外だったので思わず長居してしまい、「最終便に乗り遅れるよ~!」と係員の人から手招きされてしまいました。
ついに観覧車のゴンドラに乗り込みました。28人乗りのとっても広い空間で、前も横も後ろも全部ガラス張り。中央には細長いベンチがあり、腰掛けながら360度のパノラマを一望できるようになっています。左右の上部に設置されているモニターからは、シンガポールの街並みを画像と説明文(英語、中国語、日本語の3カ国語)が映し出されます。おしゃれな音楽が、ほどよい音量(割と控えめな音量で主張しすぎていないところがグッド!)で流れていて雰囲気もバッチリ。もちろん、エアコンも効いていて快適に過ごせます!
さあ出発! じわりじわりとゴンドラは宙に向かって動き出しました。
そして頂上へ!!
もうすぐ頂上
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100万ドル!!頂上からマリーナ地区の景色を一望!
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もちろん話題のマリーナベイサンズも見れます
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マリーナ地区のホテル群
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今回、ナビは乗車して100万ドルの夜景を堪能したわけですが、なんとプラスアルファでもっと豪華な体験をすることだってできるんですよ。シャンパンやオリジナルカクテル付のフライトプランや、ゴンドラの中でカップルディナーを楽しむことも可能です。ご興味のある方は、事前に予約を入れてくださいね。あと、混んでいるときに並ばなくても乗れるエクスプレス・フライトプランもあります。平日は基本的にすいているようですが、休日は込み合う可能性が高いとか。団体客などが訪れて並んでいたときにも、うまく活用すると良いですね。
下車して通路を渡ると
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お約束のスーベニアショップ!
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観覧車の基部となる3階建ての部分には、レストランやショップ、足マッサージ店など約20店が出店しています。特に旅行者にオススメなのが、1階にある1960年代のノスタルジックな雰囲気を再現している屋台街「シンガポール・フードトレイル」。チキンライス、フィシュボール麺、ポピア、サテー、ナシレマ、ロジャックなど、ひととおりのローカルフードが集結しているうえに、17軒のストールのほとんどが30~50年続く老舗店なのもすごいところ!是非、乗車前や乗車後にはココでお腹を満たしてくださいね。点心やデザートの店もあるので、おやつ感覚で小腹を満たしたい人にも嬉しいラインナップです。
夜は七光りする世界最大級の観覧車。遠くから眺めるのはとってもキレイですが、乗ったら100万ドルに値する夜景がとっても素敵です。昼間は晴れていれば海峡と近隣諸国の島々を望むことも出来ますし、夕暮れ時に乗車してマリーナベイを一望するのも大変人気! 経済成長まっただ中のシンガポール。1日何件ものアポをこなし、毎日多忙なシンガポール人の「30分もゴンドラの中にいるなんて絶えられない! 時間がもったいないヨ~」というご意見もありますが・・・(笑)、乗ってみればあっという間の30分間。是非、日本の建築技術も投入されたシンガポール・フライヤーに乗ってシンガポールの全景を見渡して、東南アジア屈指の都市国家を体感してみてくださいね。以上、シンガポールナビでした。