アラブ・ストリートとリトル・インディアを歩いてみよう!
こんにちは~、シンガポールナビのバリ子です!昨日はカトン地区、オーチャード・ロード、チャイナタウンと行きたいところへMRT、タクシー、そして徒歩でガンガン遊びに行って来たのですが、行きたい所はまだまだ山ほどあります!今日も朝から元気に行ってきま~す!
ブギス/アラブストリート
朝食
昨日たくさんおいしいものを食べて、今朝はまだ空腹感がしないバリ子。「朝ごはん食べなくてもいいかもね」と同行者に聞いてみると、昨日あんなに「疲れた~、もう足痛いよ~」と言っていたのに、「あ~、一晩寝たらスッキリした~!お腹空いたよ~!」とスッカリ元気になっているので、お出かけがてらまずは朝食へ。
「イビス・シンガポール」から歩いて約5分の「ロチョー・センター」の1Fにある「コピティアム」の「カヤ・トースト」で、今日一日のスタートを切ることに。カヤ・トーストとはココナッツと玉子から作られたペーストで、バターと一緒に塗って食べるシンガポールならではのトースト。激甘コーヒーと半熟玉子のセットで、朝のエネルギー充填。
アラブ・ストリート
さぁ、朝食の後は「アラブ・ストリート(Arab St.)」へ。名前の通り、19世紀初頭にアラブ商人たちが移り住み、その後マレー系の人々が集まるようになったイスラムの香りが漂うエリアです。
MRTブギス駅を越えて進んで行くと、建物の向こうにモスクの頭が見えてきました~!モスクまでは、布問屋が軒を並べるアラブ・ストリートを通って行きますが、今日は少し時間が早かったので、まだほとんどのお店が閉まっています。
荘厳なたたずまいのサルタン・モスク
「サルタン・モスク(Sultan Mosque)」はシンガポールで一番大きなモスクで、旅行者も一部見学が可能です。外から見ても迫力があって威厳が感じられるのですが、ソラット(イスラム教の礼拝)が行われていない時間に中に入ってみると、ホールは静寂に包まれていて、何とも荘厳な雰囲気です。
モスクを出ると、目の前には「ブッソラー・ストリート(Bussorah St.)」が一直線に伸び、両側にお土産店やカフェなどがあるのでフラフラと様子を見てみると、シンガポールの定番土産からバティックやイスラム調のアイテムと様々なグッズが勢揃い。センスの良いアクセサリーや洋服などもあるし、ここだけでもショッピングが楽しめちゃいます。
今日は朝食後の腹ごなしでモスク周辺だけを歩き、またアラブ・ストリートを通ってホテルへ一旦帰ります。帰りはアラブ・ストリートのお店もポツポツと開店し始め、戻りながら生地問屋をひやかしてみます。
リトルインディア
リトル・インディア
さぁ、ホテルで一旦休憩をしたら、今度はバリ子も同行者も大好きな「リトル・インディア(Little India)」へ!昨日訪れたカトン地区やチャイナタウンなど、シンガポールには各民族が集まる場所がいくつもあるのですが、中でもこの「リトル・インディア」が一番独特の雰囲気を醸し出し、独自の文化を色濃く感じられるエリアだと思うくらいにパワーの溢れる街。
そんなインドの匂いプンプンの「リトル・インディア」で、まず一番最初に訪れたいのは「ヒルマン・レストラン(喜臨門大飯店)」、中華料理のレストランです(笑)ここは紙袋に鶏肉を入れて、じっくりと焼き上げた「ペーパー・チキン」が人気のお店で、バリ子も友人と一緒にシンガポールに来る際には、必ず食べに来るレストラン。店内の説明書きを見てみると、「シンガポール産の鶏肉を中国から取り寄せた特殊な紙で包んで焼いた逸品」とありました。紙で包んであるので、肉汁が封じ込められて、とってもジューシーなんですよ~♪まだテーブルに出てきていないのに、考えただけでも今からもうヨダレが…。
ごはんの上で紙を破り、中の肉汁をごはんにしみこませて食べるのがおいしいのですが、今日はチャーハンをオーダーしました(だって、チャーハンもおいしいんですよ~!)お肉自体につけてある下味もこれまた最高~!やっぱり来てよかった~。
さぁ、ランチが済んだところで、ここからが本番。ついにリトル・インディアに潜入です!「ヒルマン・レストラン」から歩いて5分足らずの「ムスタファ・センター(Mustafa Centre)」からインドの洗礼を受けますよ~。「ムスタファ・センター」はリトル・インディアのランド・マークとも言える巨大ショッピング・センター。24時間営業していて、店内には電化製品から貴金属に衣料品、それにインドの食材とものすごい品揃えで何時間でもグルグルしているだけで楽しめそうな場所。旅行者にも人気ですが、地元のインド系の方々の買い物処で民族衣装を身にまとった人々がたくさん買い物に訪れます。
バリ子の目的も、もちろんインド系の雑貨や食材です!毎回ここに来てはアユールヴェーディック製品やヘナ、それに香辛料やギーなどを物色するのが恒例行事。しかも、旅行中に必要なものもあれば、シンガポール土産もこれでもか~!というくらいに揃っているので、ここに来るだけで必要なものは何でも揃ってしまうんじゃないかというくらいです。
まずは買い物心を満足させて、リトル・インディアのメイン・ストリート「セラングーン・ロード(Serangoon Rd.)」を見物がてらに歩いて行きましょう。ムスタファ・センター近くのMRTファラー・パーク駅から「テッカ・センター」があるリトル・インディア駅の間セラングーン・ロードは道路の両側にショップ・ハウスがズラーッと並び、様々なお店があるのですが、道路から前方を見れば確かに可愛らしいショップ・ハウスが連なっている様子が見てとれるのに、アーケード部分を歩いていると、そこはインドの香りプンプンの、正にインド街と呼べる雰囲気が充満している濃~い空気が満ち満ちています。ショップから聞こえてくる音楽も、前を行く人も、並んでいる商品も、何から何までインド・インド・インド!これが楽しいんですよね~♪
セラングーン・ロードのウィンドウ・ショッピングの終着点は「リトル・インディア・アーケード」。市内観光にも組み込まれるインドの工芸品や雑貨などの集まるアーケードです。
そして道路を挟んだ向かい側には庶民の台所、生鮮食品などを扱う大型市場が入る「KKマーケット(テッカ・センター)」へ。中にはホーカーズやインド衣料のお店がズラーッと並び、迫力があります!
再びオーチャード・ロード
台湾スイーツ
恒例行事のリトル・インディア散策が終わったところで、お次はまたオーチャード・ロードへ向かって昨日に続きショッピングを。…とそれにプラスして、「台湾かき氷」を食べに行くのがもう一つの目的なのです。
台北の永康街にある有名かき氷店「冰館(Ice Monster)」のシンガポール支店が今回宿泊した「イビス」のご近所とプラザ・シンガプーラに2店舗あるはずだったのですが、出発前に「何かイヤな予感が…」と出発前にネットでいろいろ調べてみました。というのも今年2010年の1月に台北の本店が閉店してしまい、その後6月に「永康15」と名前を変えて再オープンしたのですが、プラザ・シンガプーラの公式サイトのショップ・リストには「アイス・モンスター(Ice Monster)」の文字がない…。冰館の閉店騒動の影響か、もしくはそれ以前にシンガポール店はなくなっていたのか、定かではありませんが、シンガポールに到着してからベンクーレン・ストリートへ行ってみたら、「アイス・モンスター」はやっぱりありませんでした、残念~!
…となったら新たなターゲット設定です。「ついでに台湾祭りだぁ~!!」とまだ台湾へ行ったことのない同行者を引き連れて、まずは「ウィスマ・アトリア(WISMA ATRIA)」にある「鼎泰豊」で小籠包をおやつ第一弾としてペロッとたいらげ、続いて「アイオン」のフード・ホール内のチャイナタウンに本店のある「味香園」でマンゴーかき氷を。小籠包は正直なところ、シンガポールに本店がある「クリスタル・ジェイド(Crystal Jade)」の方が好きなのですが、台湾に行かずとも「鼎泰豊」の小籠包と「雪花冰」にお目にかかれるなんて、それはやっぱり嬉しいわ~♪「雪花冰」とはミルク味の氷を薄く削ったふっわふわのかき氷で、抹茶や杏仁、コーヒー味のものもあるのですが、「味香園」でバリ子が選んだのはもちろん「芒果雪花冰(Mango Snow Ice)」、マンゴーの雪花冰はフワフワの粉雪というより水分の多い雪のようにドッシリとしていて、かな~り食べ応えがありました。
再びリトルインディア
オーチャード・ロードでショッピング、ブギスに戻ってさらにショッピング、と最後のショッピングに余念のないバリ子と同行者。そうこうしているうちにあっという間に夕方になり、空港へ向かう時間が近づいてきました。
フィッシュ・ヘッド・カレー
その前に最後のディナーということで、シンガポール名物の「フィッシュ・ヘッド・カレー」を食べようとリトル・インディアまで戻って、有名店の「バナナ・リーフ・アポロ」へ。オーダーしてすぐにテーブルにやって来たのは、こんな洗面器の様な器に盛られたカレー!
「バナナ・リーフ・アポロ」は初めて来たのですが、以前別のお店で4人で食べた時と同じ量。「さっき確か2人でちょうど良いサイズって言ってたよね?」「これで小だったら大ってどんな大きさ???」と無言で目の前のカレーを凝視するバリ子と同行者。キョロキョロと周りを見てみると、確かに皆さん2人でこのカレーを食べてるし、ほとんど残していません。恐るべし、シンガポーリアン!
そんなこんなで最後のディナーが一番インパクトのある食事になってしまいましたが、1泊2日間の弾丸ツアー、バリ子も同行者も思いっきり楽しみました~!2日間という限られた時間では、行きたいところの全ては周れませんが、いろいろな民族の文化が根付くエリアを周って、ショッピングにもグルメにも、大満足。次はまた新しい魅力を発見しにやって来たいと思います。以上、シンガポールナビのバリ子でした~!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-10-15